1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:21:37.73 ID:h2W5NdtV0
成人式の後に同窓会やることが不可能になったらしく 
ならその代わりに皆で日帰りでスノボ行こうぜ!というノリになったらしい 
俺が誘われたこと自体奇跡に近い、どこからアドレス入手したのか不明 
とりあえず言えることは、お前ら絶対にスノボは行くな。俺は二度と行かない

7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:28:45.80 ID:h2W5NdtV0
総勢20名以上という超大型企画で、夜行バスも分散しなければいけないほどだったが、 
俺と仲の良かった地味な友達二人(モンハンで繋がっていた)は誘われたが来なかったようだ 
今思うとそれは非常に賢明な判断と言えよう。さすがである、モンハンで判断力を培った結果と言える 
俺は誘われたことで浮かれてしまい行くことにしてしまったが、 
まず集合場所の小田急線の某駅で迷子に。誰の番号も知らないのでメールで必死に連絡。 
最終的に幹事に迎えに来てもらい事なきを得た。 
この時点ですでに俺のHPは半分くらいしか残っていなかった



9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:35:53.48 ID:h2W5NdtV0
男子がちょっと多めだがほぼ男女の割合が5:5だったのでバスは男女で分かれることになった 
席どうするーなどの話し合いのときは当然俺は後ろの方で棒立ち 
女の子が「久しぶり。ね、席隣同士にしない?」と話しかけてくる妄想をしながら待っていると、 
自動的に席が決められた。普通に男子の隣。ギャル男みたいなやつで、在学中には特に絡みがなかった 
目的地までは約7時間ほどで着く予定だったが、俺はひたすらmixiを開いては閉じを繰り返し 
後半は寝たフリをして、なんと会話がほぼ無いまま到着した。 
在学中とまったく同じ逃避方法で夜行バスという難関を乗り越えたのである。 
まぁ後半は消灯時間だったから気も楽だったけど。 
到着したのは6時頃で、まだレンタルまでも時間があった



10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:40:57.17 ID:h2W5NdtV0
トイレに行っては戻る、ケータイをいじる、無料配布のコース案内を入念に読む 
などを駆使して会話に入れない寂しさを紛らわしてレンタル開始を待つ。 
一回だけ「なぁ、○○(俺の名前)?」と会話をふられるも、 
「な、なにがwwwでゅふwww」と無難な返しをして終わった。 
マジで皆で輪を作ってる中俺だけが輪に入れてない状態だった 
.○←縮小図で表すとこんな感じ。.が俺で○が皆の輪



12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:47:20.16 ID:h2W5NdtV0
7時頃にようやくレンタル開始。汚いウェアで腹が立ったが、無事にレンタル完了でいよいよ外に。 
周り曰く「良い雪質」とのことで、一面銀世界に俺も一人でハイテンションになった 
リフトが動き出すまでにもまたちょっと待ち時間があったが無心で過ごしたので割愛 
人生初のスノボ。さっそくリフトに!と思ったら皆座り込んだ。 
え?何してんの?と心の中で問いかける。 
よく見ると皆はボードを片方だけ足に装着していた。 
は?なんでもう装着してんの?早漏乙、それじゃ歩けないだろJK 
と思ったが、どうやらリフトに乗る前に片方装着するのがルールらしい 
気付いた俺も慌てて装着しようと試みる。 
が、装着の仕方ワカンネ。謎の構造。周りは続々と装着が済んでいく



16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:53:10.75 ID:h2W5NdtV0
俺の他にも数人(恐らくスノボ初挑戦っぽい)が装着の仕方がわかんないとのことで、 
経験者が教えてあげるといった初心者教室的な時間に。何食わぬ顔で俺もそこに混じる 
ココにコレをハメて、コレをこうすると締まるから、それで調節。 
こんなのわかるわけないだろ。氏ね 
と思ったが丁寧に教えてくれた元サッカー部の彼に感謝。イケメンって何故か優しい人多い希ガス 
無事に装着完了したのでいよいよリフトに! 
と思ったが歩けない。ボード重過ぎワロスwwwwwwwwww氏ねwwwwww 
と思っていたら、周りはサクサク歩き出す。片方だけ装着なのに勢い付けて滑って移動する猛者もいた 
俺、何度も尻もちつきながらプチパニック!「イテwww」「オットwww」とか言いながら奮闘



18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 15:59:04.81 ID:h2W5NdtV0
これマジで移動できなかった。普通に歩こうとするとバランス崩れる、滑ろうとしても不可能 
這って行こうかとリアルに考えたがわずかに残っていた判断力でそれは回避 
するとリフト搭乗のところに先に到着した人たちが「大丈夫かー」と声をかけたきた 
ブッチギリで大丈夫ではなく一人だけスタート地点からほぼ進んでない俺に注目が集まる! 
なんで俺生まれてきたんだろ・・・ 
と考えながら立とうとしていると幹事がレスキューに来てくれた 
俺の手を引っ張りながらスイスイと滑っていく、それでも俺は何回か転倒したが。 
でも無事に搭乗口に到着。3人乗りのリフトなので2人とか3人とかで乗り込んでいく 
しかしここでまた難関が!乗るためにはこの状態のまま少し前進する必要があった 
無理である



21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:05:05.58 ID:h2W5NdtV0
だから移動できねえっつの屑 
とパニックになるも、みんな次々と搭乗していく 
さっきうまく移動できてなかった女の子まで「コワーイwww」とか言いながら無事搭乗 
上達早過ぎワロスwwwwwwお前スノボの申し子かよwwwww 
と心の中で突っ込むも非情にも順番はどんどん近づいてくる 
皆のバランス感覚ってどうなってるの?と疑問を抱きながらもついに俺の番が回ってくる 
遅れちゃマズイ!早めのスタート大事だよ!と自分に言い聞かせヨチヨチと歩く!すると! 
ピンポーン 
係員が「まだだよ!まだ!」と怒鳴る。ガガガガッと音が鳴りリフト停止。 
後ろから爆笑が聞こえる、俺なぜか「何がッスか」と半ギレ



27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:11:07.76 ID:h2W5NdtV0
どうやら目の前をリフトが通過して、ランプが青色に点灯してピンポーンと鳴ったら前進するべきらしい。 
そんなのわかるわけないだろ。書いとけよ。ゴミ 
とイライラしたが、やはりタイミングを間違えた俺が悪いので謝罪 
そしてリフトが再開し、係員が俺をジーッと見ながら「ハイいいよー」と言ってきた 
よし!今度こそ!とヨチヨチ歩く。しかし転倒!というかバランスを崩し手をついてしまいモタモタ 
他の二人は既に搭乗するべきライン的な所に到達。焦る俺 
すると係員が俺を引っ張り元の場所に戻し「あーホラもう君いいから!次の乗って次の!」と言ってきた 
氏ねジジイ調子乗んなよ 
と心の中で威嚇し睨み付けたが、係員は「君大丈夫?」と言ってきた 
たいへん余計なお世話である



28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:16:26.16 ID:h2W5NdtV0
次のリフトでは係員のジジイが俺の背中を抑えるようにして無事搭乗 
順番がずれてしまったので女の子二人と俺というメンバーで乗ることになった 
この1回目のリフトが俺の人生最大のハーレムだった、会話はほぼ無かったが 
というかやはり足を片方装着した状態でリフトに乗るという習慣を改めるべきだと俺は思う 
そのせいで事故やトラブルも少なからず起こるだろうし、なにより手間がかかる 
スノボ関係者の皆様、これが利用者の総意だがどうだろうか 
それは関係ないとして、リフトはグングン登っていく 
下を見ると結構高い。落ちたらどうなるんだろうとか思うとブルブル 
女子二人の「楽しみダネーwww」「寒いネーwww」などの会話には入れずに、ようやく降りる場所へ



31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:24:11.19 ID:h2W5NdtV0
これってどうやって降りるの?ボード外していいの?おちえてビッチ共 
と焦るが、リフトは勢いそのままに降車口へ 
早くね?ちょちょちょ!と俺大パニック 
焦り過ぎて降車ラインより早くに降りてしまった、というより落ちた 
女子の「あっ?」という声が聞こえてきて、係員が「まだまだまだ!」と怒鳴ってきた 
俺はハヒハヒ言いながらほふく前進するも、後ろから迫ってきたリフトに後頭部というか首をガツーン! 
アー!と言いながらうつ伏せに倒れ込む俺 
するとまたしても止まるリフト。係員が「このラインだよ!君早いんだよ降りるのが!」と怒ってきた 
リフト近くでは笑いが起こっている。俺は「ハァ。すみません」と謝罪 
後になってわかったことだが、リフトの勢いは降車ラインの直前で止まる寸前まで速度が落ちるようになっていた 
しかしそんなことは言われなければわからない。書いてもいないわけだから 
だからそういう大事なことは前もって看板などで知らせておくべきである 
これが利用者の総意なわけだがどうだろうか



34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:28:36.22 ID:h2W5NdtV0
リフトから近くには皆が集まってボードを装着している。後からも続々と集結してきた 
今思うとあの人数で固まってるのは相当周りの迷惑だっただろう 
俺はヨチヨチと必死に移動し、坂の手前でボードを装着 
幹事が「皆集まった?じゃ行こうぜ、最初は遅い人に合わせてはぐれないようにしよう」と提案 
俺は嫌な予感がした。ほっといてくれよ!先行ってればいいだろお前らは! 
と心の中で吠えるが、装着を終えた人たちは次々と立ち上がり準備万端に



37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:34:18.35 ID:h2W5NdtV0
経験者たちは次々と滑り出す。後ろにいる俺たちを確認しながら滑り出すという高等技術を惜しげもなく披露 
ようやく装着を終えた俺も早めの始動。まず立ち上がる。しかし尻もち 
また立ち上がる。しかし前のめりに転倒。真横を「コワーイwww」とか言いながら女子が通過 
俺は何度も立ち上がるが、何度やっても横にツツツと移動しては転倒の無限ループ 
しかもつま先が異常に疲れる。立ち上がる動きで腕にも乳酸が溜まる 
気付くと俺は皆の中で最下位。というか前に進むすべがわからないから当然 
左にちょっと進んでは止まるの繰り返しだから意味不明な位置に行ってしまった 
というか両足が固定されるのがマジで恐怖、転んでも踏ん張れないってのが怖くて仕方なかった



39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:41:19.74 ID:h2W5NdtV0
悪戦苦闘していると先の方で皆がこっちを見ていた 
「ー!」と何か叫んでいるのがわかった。多分「大丈夫かー?」的なことだと思われる 
氏ね 
と思ったが愛想笑いしながら手を振る 
後ろには関係ない人たちもいて恥ずかしいことこの上ない。ただの晒し者になってた 
俺はさらにしばらく奮闘。後ろ向きで滑ってみようかと試みたり、手をつきながら滑ろうとしたり 
いずれも転倒して終わった。なんというか、両足を固定されたまま滑るというのは、 
重力の関係上無理が生じているのではないかと思った。 
パッと前方を見るとまだ皆は固まって座り込んで俺を待っていた 
人の迷惑だろ屑 
と何故かイライラしながら必死に少しずつ前へ進む



41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:47:31.01 ID:h2W5NdtV0
何度やっても左にしか進めない俺 
左にちょっと滑っては前に行こうとして転倒、尻歩きで右に移動 
この繰り返しなので時間が異常にかかる。坂道なので皆も助けようにも助けられないのだろう 
俺はボードから片足を外してみたりゴロゴロ転がったりと奇行を始める 
それくらいなんとかして皆の場所に早く行かないとマズイと焦ってたのだった 
皆との場所が近づいてくると、声が聞こえてきた 
「落ち着いて!ゆっくりでいいから!」との優しい声援 
でも女性陣からの声援は皆無だった、その辺りはなかなかシビアである 
そしてなんとか皆の輪に到着。気温は低いがすでに帽子の中は汗ビッショリ 
皆は失笑しながら「大丈夫?」と声をかけてきた



43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 16:53:06.32 ID:h2W5NdtV0
残念な人を見るような哀れみの目で俺を見る一同 
左にしか行けないから当然だろ。氏ねカス 
と心の中でぶブチギレるが、遅れた俺が悪いので「迷惑かけてゴメンwww」と謝罪 
すると幹事が立ちながら停止するという超絶高等技術を駆使しながら 
「ここからはそれぞれのペースで行こう。でもコースはここから離れないでね。 
 で、12時にさっきの△△に集合しよう。お昼食べたら全員でコース変えようぜ」とナイス提案。 
というか明らかにお荷物の俺がいることを考慮したうえでの苦肉の策ともいえる 
一同賛成ということで、経験者はさっさと滑って行った 
俺も立ち上がるが、また左前にツツツーと滑りバターンと転倒。いい加減ケツが痛い 
さっきのトラウマが早くも蘇る



45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:00:06.49 ID:h2W5NdtV0
みんな俺のことなど目もくれず各々滑り出す 
俺もついていこうとするが曲がれないので左に行っては這って右に戻るの繰り返し 
この動きは想像以上に体力を消耗する。重いボードを付けて腕だけで移動するのはキツい 
前方を見ると、周りから遅れた女子二人。片方は多分経験者。 
もう片方の女子が臆病なのかセンスがないのか中々うまく滑れずに悪戦苦闘しているようだ 
下手杉ワロタwwwwwwwwwwwwwww 
とさらに遅れをとっている自分を棚に上げ心の中で馬鹿にする俺。最低の人間である 
ていうかもしここで追いついたら女子二人と行動できんじゃね?とひらめいた俺は 
必死に右前を目指す。しかし相変わらず左にしか進まない 
聞きたいんだが、どうやったら右に進むんだ



47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:04:27.33 ID:h2W5NdtV0
結局女子二人は先に行ってしまった。俺は広いコースの左端の方にいってしまった 
這いながら必死に右に戻る。たまに真横をすごい勢いでスキーヤーやボーダーが通過する 
危ねぇな氏ねよキ○ガイ 
と心の中でキレそうになるもマイペースに進む 
するとクラスメイトの上手い奴らも俺の横を通過した 
「大丈夫かー?」と聞きながら応える間もなくさっさと行ってしまった 
見りゃわかんだろ 氏ね 
と思ったが何度も立ち上がり進む(左へ)



56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:10:07.55 ID:h2W5NdtV0
ようやく下に到着したが結局俺は左端に来てしまった 
さっきのリフトに乗るには右に行かなければならない。俺は早々に諦めた 
そしてふと左を見ると違うリフトがあった。 
スキー教室か遠足かしらんが、小学生と思われるちびっ子がたくさんそのリフトに乗り込んでいた 
俺は得意の左滑りでそのリフトを目指した 
ロリコンだからではなく、ちびっ子のスキー教室が行くってことは初心者コースだからだと確信したからである 
そして俺は両足を外し安全にリフトに乗り込む。小学生に何度も順番を抜かされたので 
氏ねガキ 
と心の中で一喝し、リフトでグングン登って行った 
コースを変えるのは禁止と幹事が言っていたが、時間にはまだ余裕があるので問題なし



67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:17:02.69 ID:h2W5NdtV0
今度は両足を外しているので搭乗も降車も安全。俺はドヤ顔で颯爽と降車 
パッと見ると「初級コース 案内」という地図付き看板。俺は嬉しさのあまり一人でピース 
スキー教室のジャリンコ共が少々邪魔でこの世から消えてほしいと思ったが、 
俺も周りの迷惑にならないようコースに侵入 
しかし、異変に気付いた。さっきのコースは横幅が広かったのに、ここは横幅が異様に狭い 
しかも、道から外れるとそこは崖というか林 
なにこれ。なにこの鬼超上級者コース 
と思ったがちびっ子たちは慎重かつスムーズにスイスイと降りていく 
俺はしばし考えた。これは落ちる、と 
ていうか初級者コースというのは俺が考えていた超横幅広いコースとは違い、 
滑り方を覚えられるようにクネクネとした細い道のことを指すのが常識らしい 
詐欺看板乙 氏ね 
と憤りを感じたが俺は覚悟を決めボードを装着



69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:23:53.01 ID:h2W5NdtV0
ツツツと左に滑り出す。進歩はしていない 
右は雪の壁、左は崖。俺は「アブブアブネ」と言いながら崖寸前で転倒し転落を回避 
というか初級コースでこんな崖あったら死亡者いるんじゃね?どうなの? 
と経営者に詰め寄りたい気持ちを抑えつつ再び始動 
また左へ。そして転倒して停止。崖は目の前。俺は気付いた 
これ昼飯間に合わない 
俺はリフトに戻ろうと這って戻ろうとした。しかしリフトは一方通行 
厳密には帰りもあるが、乗ることはできない 
俺は諦めて再び立ち上がる。そして左にツツツツー 
目の前には崖!ハァン!と声を漏らしながら尻もちをつき転倒回避! 
既に腕の疲労はピーク。立ち上がるのって結構しんどい 
横を見ると、ちびっ子たちがスイースイーと滑っていく



75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/08(土) 17:31:28.63 ID:h2W5NdtV0
悔しさの余り、クゥ!と言いながら雪を叩く 
家でパソコンいじってればよかった、と激しく後悔した。 
昼飯はいいか・・・などと熟考し、体力の回復も図る 
そして再び立ち上がる。と同時に左に滑り出す 
視界の隅には林。そして崖 
ッブネー!!と言いながら前のめりに転倒。 
初級コースがまさかこんな鬼仕様だとは夢にも思わなかった 
這って右に戻る。しかし今回は道が狭いうえ、 
ちびっ子たちのスキー教室とかいうクソみたいな茶番劇があるので、 
あまり右に行くことができなかった。邪魔になるし危ないので。 
そのため俺に許されたスペースは左端。俺が進む方向は左。 
オワタ\(^O^)/ 
と思ったが、わずかに前方に進むのを活かして本当にちょっとずつ距離を稼ぐ 
しかし移動距離と体力消耗度が完全に割に合わない 
Wikipediaで絶望という項目があるならばあのときの俺の顔写真を是非使ってほしい



171 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 00:24:18.67 ID:RDXdcQ7E0
真横をちびっ子がスイスイと通過する中、這うように崖沿いを移動する俺 
ちびっ子を先導する先生も複数いたが俺には目もくれなかった 
もしここがアメリカだったら「ハロウ トゥデイイズビューティフルデイ」などとフランクに話しかけてくれる人が 
少なからずいたのではないかと思った。日本は他人にとことん冷酷である 
最初に滑ったコースと比べると、この初級コースという名の鬼畜コースは傾斜があまり無い 
地道に進んでいくとさらに傾斜は緩やかになった。もう少し進むとまた坂道になっている 
平坦に近い道はスキーの練習にはもってこいということなのだろう 
しかしスノボでは一旦停止したら再び動き出すには勢いをつけなければいけない 
俺は完全に停止した。動けない 
疲労困憊の腕だが力を振り絞り立ち上がるが、棒立ちのまま超スローで左に移動 
その真横をちびっ子たちがスッスッと通過していく。なんともシュールな光景



181 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 00:32:53.94 ID:RDXdcQ7E0
かなり長い時間悪戦苦闘して、ついに俺はボードを両足から外し歩き始めた 
もはやただのウォーキングでありスノボでもなんでもなかった 
しかし歩行の方がやはり早く、体力的にも非常に効率的だった 
滑っていく人の「何このメガネ」という視線も無心で耐え、ようやくU字ターン的なカーブに突入 
俺はこのゾーンが見えてから、ここを目標にしていた 
何故かというと、カーブすることによって崖の位置が反対になり右側が崖ということになる 
左にしか進めない俺の特性上、落下する可能性は0.0% 
俺は座り込みボードを両足に装着。キツめに締めると安定するという知恵も得た 
絶え間なく通る糞ガキ共の途切れるタイミングを見計らい、いざ出発! 
左にツツツー と、ここには進歩が見られなかった 
しかし今回は左は壁というか雪でできた反り立つ壁みたいな感じなので安心 
俺は壁沿いを転倒しながらひたすら進んだ



183 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 00:39:55.57 ID:RDXdcQ7E0
たまーにスノボ超上級者だYoみたいな人がエンジン搭載型ボードかと錯覚する勢いで真横を通過した 
俺はその様子を凝視し、コツを盗もうと真似できる部分を探した 
そういう人たちは、左に曲がるときは正面を向いた状態で右に曲がるときは後ろを向くように滑ってることが分かった 
顔だけ前を向いて安全確認。しかし後ろを向くように滑ると右に滑ることができる 
俺は自分が左にしか進めない理由が判明し、思わずガッツポーズ 
頭の中ではアントニオ猪木のテーマソングが流れ始めた。俺は立ち上がり、後ろを向こうとする 
しかし両足が固定されてるのでいくら力を入れてもボードの向きは変わらない 
奮闘してるうちにもツツツと左に滑ってしまい、壁に乗り上げ転倒 
しかしこれがもしさっきの道だったら転倒どころか転落事故になっていたのである 
俺は、極めるならこの道だと確信した



185 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 00:48:05.76 ID:RDXdcQ7E0
立ち上がり後ろを向こうとクネクネする しかし左に流れて転倒 
この動きを無限ループの如き繰り返した。が、一向にできる気がしない 
というか全然進まない。初級コースだから短いっしょという余裕もあったが疲労が溜まる 
俺は左に行ってはケツ歩きで道の真ん中へ戻る、そしてまた左へ 
という最初と何も変わらない動きで着々と進んでいった 
途中で小学校低学年と思われるちびっ子が立ち上がろうと奮闘してる俺の背中にタックルしてきた 
氏ねガキ 
と心の中で激怒するも、その子はキチンと「スイマセン」と謝罪したので許した 
というか初級コースは道幅と人口密度が割に合わない 
初心者が初級コースに行くのは当然であり必然であるが、あんな狭いところに人がウジムシのようにウジャウジャいたら 
そりゃ事故も起こるわ、という話であり改善すべき問題と言える 
これが利用者の総意なわけだが関係者の皆様はどうお思いだろうか



188 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 00:55:49.55 ID:RDXdcQ7E0
しばらくは崖が右に見える状態で真っ直ぐと道が続いた 
雪もフカフカなので転倒してもダメージは少ない。俺は相変わらず左端を進んでいく 
すると前方に7~8人の人が見えた。嫌な予感がした 
その人たちは俺らと同じように大学生くらいの年齢の奴らの集まりだった 
まぁサークルの旅行といったところだろう。道の左半分を埋めるようにして談笑している 
氏ね 滑んねえなら帰って話でもしてろゴミ 
と心の中で注意するが、彼らはどこうともしない 
ちびっ子は道の右側をスイースイーと優雅に通過 
俺も避けるように右側を滑ることができれば解決なのだが残念ながらそれは不可能 
俺は壁にくっつくようにして転倒し、彼らが先へ行くのを待った
189 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/09(日) 00:58:23.29 ID:vgSfGR/f0
運痴キャラを定着させておかなかったお前が悪い 
こけたらネタに出来るし普通に滑るだけで盛り上がってもらえる
190 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [age] 2011/01/09(日) 00:58:27.91 ID:wG7zCp8X0
頑張って右へ舵を切れ!
191 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/09(日) 01:00:33.08 ID:N1Sn7upI0
なんか情景が目に浮かぶな



192 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:02:52.83 ID:RDXdcQ7E0
彼らは道の左端を占領するようにして楽しそうに談笑している 
男が「うるっせぇよwww」と女を押し、「ヤメテヨーwww」と言いながら女転倒 
そのやり取りに一同爆笑 
うっわwwwwwwwwwwwツマンネwwwwwwwさっさと崖から落ちろよwwwwwwww 
と心の中で煽るも、彼らは一向に先へと進もうとしない 
挙句の果てには写真まで撮りだした。俺の方向を向けていたので背景に俺が写った可能性大である 
俺は後ろをチラチラ見ながら、「あれー?アイツ遅いなぁ」といった雰囲気を全力で醸し出し 
さも「上手すぎて一人で早く滑り過ぎてしまい彼女を置いてきてしまった男です」というキャラになりきった 
ずっと座っている俺を不思議に思った人がたまーにチラリと俺を見てきたが、 
「君たち初心者?頑張れよ。あとそこ邪魔だから道あけような」といった難解な表情で意思を伝えた 
しかしその努力もむなしく、彼らはそこに居座る。 
なんかもうタバコとか吸ってるやつもいたりしてキモいので俺は強行突破しようと決めた



198 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:11:05.49 ID:RDXdcQ7E0
歩行で彼らをやり過ごすのが一番安全だが、僅かに残っていた俺のプライドがそれを許さなかった 
後ろを確認。ちびっ子は来ない。誰も来ない。安全確認完了 
俺は這うようにして道の右側へ移動。準備完了 
俺はスッと立ち上がった。やはり左へ進み始める 
ついに動いた俺に気付いたサークル軍団が俺をチラチラと見る 
俺は絶対に転倒したくなかった。ズズズとぎこちなく左前に滑走を続ける 
しかし、俺は気付いた 
このまま同じ角度で進んだら彼らの輪に直撃することになる 
あれ?こっち来てないか?と彼らも気付いたのか俺を凝視してくる 
俺は「ん?あぁ全然余裕だよ」といった表情で返したが、内心パニックである 
しかしここで転倒したら、まさに彼らの目の前で転倒することになり笑い話にされるだろう 
それは許せなかった。俺は思い切って右へ曲がろうと先程練習した後ろ向きカーブをしようと決心した
199 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/01/09(日) 01:11:54.46 ID:ZRwLoU0t0
スキーならやった事あるけどスノボは安全に転べて良いよな 


変に体勢崩してドツボになるパターンが無いんだから



201 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:18:51.37 ID:RDXdcQ7E0
彼らにぶつかりそうになるが、その手前で思い切って腰を捻り後ろを向こうとした 
両手はなぜかバンザイ!俺はアーーーアブナイスとか言いながら反転し、 
サークル軍団の男に背中から激突!オワタ\(^O^)/ 
と思ったらその男と周りの人たちが俺の背中を抑えてくれたので衝撃は最小限に抑えられた 
しかし転倒した俺は、彼らを見上げながら「スイマセン!スイマセン!」と平謝り 
内心、「お前らが邪魔だからこういう事故が起きるんだよ屑」と憤りを感じていたが我慢 
彼らは笑いながら「大丈夫っすかwww」と心配してくれた 
俺は「大丈夫スwww俺アレなんでwww」と謎のアピールをして、颯爽と立ち上がった 
するとまたしても左にツツツーと動き出す。結果彼らの輪の中に。 
え?どういうこと?と彼ら困惑 
俺が転倒しそうになると複数の男たちが「大丈夫っすかwww」と再び抑えてくれた



211 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:27:50.17 ID:RDXdcQ7E0
俺は恥ずかしさの余り耳が熱くなった。しかし0.1秒でも早くこの場所から去りたい俺は 
「あぁwwwスンマセンwww平気スwww」と言いながら転倒するという矛盾した行動の後、 
ボードを両足から外し、歩行で退散。去りながらも足で雪を踏みつけるように確認するフリをして 
「ウーン。あまり良い雪質ではないな」と言いたげなキャラ設定をした 
そしてしばらく緩やかなカーブを歩くと、気付くと再び崖が左側に。 
そして俺は驚愕の事実を知った 
まだ初級コースの全然序盤だった。左側に崖がある状態で真っ直ぐの道が続き、 
さらに先にはぼんやりと分岐点が見える。最初に地図で見たときに分岐点は序盤だった 
もう半分は越えたと思っていた俺は絶望を感じ、 
人がいないことを確認してからボードを置き「シャス!」と叫びながら雪の壁にキック! 
そのときの気迫と殺気は恐らく全盛期のミルコ・クロコップに劣らなかったはず



223 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:35:09.90 ID:RDXdcQ7E0
このまま歩いていたのではガチで昼飯に間に合わない。しかも俺は故障を恐れケータイをロッカーに入れていた 
=迷子になる 
俺は考え、ボードを装着した。歩いて降りるより、この場で技術をつけ滑った方が速いという結論に至った。 
左に滑り出す。もういい加減この動きにも慣れてきたが、イライラも溜まってきた 
右右右右!と念じながら体を捻るも、曲がることはできず最後は転倒 
色々な動きを試したがマジですべてがうまくいかない 
左に滑りながらどんな態勢でいるかの違いでしかなかった 
イライラは限界に達し、横を通過するちびっ子に無駄に舌打ちする始末。 
すると悪戦苦闘する俺の真横を猛スピードで上級者が通過した 
俺と何が違うんだろうと再び観察し技術盗みタイム



233 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:42:13.09 ID:RDXdcQ7E0
やはり上手い人は速い。俺との決定的な違いは「速さ」であると結論が出た 
そういえば一緒に来た奴らで上手い奴らは速かったと思い出した 
速く滑ってると重心やら何やらの感覚が掴めてくるのだろうと思った 
俺はいつもちょっとでもスピードが出ると転倒という超絶安全運転をしていた 
まぁ左にしかいけないからスピードの前にスペース的な問題で転倒せざるを得ないのだが 
俺はノンブレーキでいこうと決断した。上手い人でノロノロ滑ってる人は、言われてみれば居ない 
停止した自転車に乗れる人はいないが、自転車が走っていれば誰だってバランスが取れる 
答えを見つけた俺はボードに乗った雪を払い、安全確認の後、這って道の右側へ 
俺はもう迷わず行くしかないと決断した



246 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:51:09.30 ID:RDXdcQ7E0
俺は意を決してスッと立ち上がる。自然と左前に進み始める 
いつもはここで怖がってジタバタしていたが俺はスピードが出るのを待った 
ボードの表面が摩擦抵抗無くツルツルーと雪面を走っていく新感覚! 
しかし目の前には崖。右に曲がらなければ!と焦り体を反転させようとするも意味無し! 
俺は「マーーー」とか言いながら一直線に崖に転落。ネタじゃなくてマジ。 
でも厳密には崖ではなく「すごく傾斜があり、細い木も多いので滑ることはできない坂道」なのだが。 
しかし転落前に転倒して逃れようとした俺はちょうど坂の始まりで転倒してしまい、 
ゴロゴロと漫画のように転がった。重いボードが細い木をメキメキとなぎ倒す音がリアルだった 
あぁ俺死んだわ^^誘ったお前ら呪うから^^ 
と思った俺だったが、減速してきたと同時にボードが木に引っ掛かり完全停止。 
意外と怪我は無い。今も体の痛みはない。頬を枝で引っ掻いたくらい。ウェアって凄い



261 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 01:59:42.92 ID:RDXdcQ7E0
俺がボードを外して坂を登ろうとしたら、知らんオッサンが上から「動くな!動くな!」と怒鳴ってきた 
は?誰だよお前人質を捕らえた犯人かよ 
とか思ってると、その人は「いいから動くなよ!」と言って消え去った 
多分俺のドタバタ劇の一部始終を後ろで見ていたであろう人なんだろうと思い、 
面倒くさいから早く登って戻ろうと思った 
正直俺は昼飯の時間に間に合わせることで頭がいっぱいだった 
で、ボードを持って立ち上がろうとするもズズズと足が埋まるように後退してしまう 
あのスノボ用の靴ってスゲエ歩きづらい。すぐ埋まるし何なんだろう 
そうしているとまた「動くな!」とか何とか声が聞こえてきた 
さっきのオッサンだったのだが、「今救急が来るから!それまで動くなよ!」とか言ってきた 
氏ね 
と思った。余計なお世話って本当このことを言う。ほっといてくれても俺は多分戻れたはず 
ていうかどうやって救急に連絡したのかが未だに謎 
たしかに中央に救急センターはあるけど、内線でしか繋がってないんじゃないんかと



265 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 02:07:59.37 ID:RDXdcQ7E0
救急が来るまでの間オッサンは色々質問してきた。よく覚えてないけど 
「怪我は無いか?」とかだった希ガス 全部「大丈夫ス」で返した 
するとウ~ウ~というサイレンが聞こえてきた 
尖閣衝突事件のときのサイレン音にちょっと似た音 
するとヘルメットをかぶった男が3人ほど登場し、勢いよく坂を下りてきた 
そして1人が俺のボードを持ち、1人が俺を担ぎ上げ、もう1人に背負わせるようにして 
サクサクサクサクと一気に道に戻った。レスキュー隊ってすげえ。と思うと同時に 
バロスwwwwwwww俺無傷ですけどwwwwwwww必死ワロタwwwwwwww 
とも感じた。でも一応礼儀としてお礼は言ったけど。 
ていうか道にいた野次馬の多さに驚いた。 
人の事故に興味津々か。最低だなここの県民は 
と憤りを感じたが恥ずかしいので笑みを浮かべておいた



276 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 02:15:20.17 ID:RDXdcQ7E0
「俺大丈夫ですけど」と言う間もなく変な乗り物に無理やり乗せられ、再びサイレンを爆音で流しながらヴーンと発進 
3人いたうちの2人は、その乗り物の後ろについた紐?みたいなのを掴んで 
ジェットスキーに引っ張られる人みたいな感じでついてきてた 
あとの1人が俺の体を押しながら「この態勢は痛いですか」「ここは痛いですか」と質問攻め 
俺は得意の「大丈夫ス」ですべて返答。事実どこも痛くなかった 
でも靴とウェアを脱がされ怪我の有無を確認された 
本人が大丈夫だっつってんのにアホかコイツは 氏ね 
と心の中で指摘したが、礼儀としてお礼は言った 
しばらくすると麓の簡易救急センターに到着。なにより初級コースの長さにビビった 
そして暖房の付いたテント内で質問攻めされてようやく解放された



280 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 02:25:06.14 ID:RDXdcQ7E0
救急隊からは「これからはそのような場合歩くように」と強く言われた 
やかましいわ 滑りに来た利用者に歩けとは何だ! 
と心の中で怒りを叫んだが、麓まで降ろしてくれた恩があるので「ハイ」と伝えた 
集合場所に行き時計を見るとたしか11時前くらいだった 
俺は悠々とホットココアを飲みながら皆の到着を待った 
そして俺はこのとき誓った 
もう今日は滑るのはやめよう、と 
あとスノボは二度と来ないようにしよう、と 
そして12時過ぎくらいに続々とメンバーが集結してきた 
遅刻してヘラヘラしてるとか自己中杉 帰れ 
と憤りを感じたがグッと堪える 
皆が雪にまみれてる中、俺だけ雪がすっかり溶けてるという状態だったが皆スルーだった 
「どこにいたんだよwww」と幹事が聞いてきたが「マァネwww」という謎の返答で会話は終了



286 : ◆0FUxfmmPqs : 2011/01/09(日) 02:32:59.56 ID:RDXdcQ7E0
昼飯は皆スノボの感想や珍事件などで盛り上がっていた 
会話に入れない俺は「wwwww」と言うのみ 
実際は俺の最初のグダグダ事件が最も印象的だったともいえるだろうが、 
在学中は空気でイジられキャラでもなかった俺に気を遣ってか誰も触れなかった 
「でコイツがコケやがってさーwwww」「ウケるーwww」 
などといった薄っぺらい会話に愛想笑いをし、昼飯終了 
そして幹事が「じゃあそろそろ行くか。16時にまたこの場所集合で」と提案 
俺は「俺トイレ行ってくるわwww」と言い、多分誰も聞いてなかったが逃亡 
そしてしばらくしたらトイレから出て、誰もいないことを確認して椅子に座ってケータイでネットサーフィン 
俺はこの昼休憩からガチで一回もゲレンデに戻ってない 
次に外に出たのは帰りにバスに乗るときだった 
後日皆がmixiに更新した写メには俺の姿は1枚も無かったとさ オシマイ






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